電気学会では電気技術者の継続研鑽の一貫としてCPD(Continuing Professional Development;継続研鑽、継続教育)支援制度に取り組んでおります。そこで、電気学会の会員を対象として、一定の条件を満たしたCPD実施している技術者・研究者(以下技術者という)に電気学会CPD認定技術者(以降、「CPD認定技術者」という)の認定資格を付与し、技術力の現在価値証明及び資格取得によるメリットを与え、より一層の研鑽意欲と技術力向上を促すことを目的に制定しました。この資格認定等のため,CPD実績(講習会・講演会・研究会への参加、論文投稿、論文査読、特許出願、委員会参加、業績表彰受賞など)を登録する会員をCPD登録会員とよんでいます。詳細は、電気学会CPD認定技術者制度規程
認定制度の内容
電気学会の会員がCPDを実施して、連続した5年間に250ポイント以上のCPDポイントを取得した技術者を対象とします。ただし、電気学会入会後5年未満の方は対象外です。
資格のメリット
- 技術者の技術力の現在価値が証明され、維持向上が期待できます。
- 認定者は電気学会誌やホームページで公表されます。
- 資格の1つとして経歴に載せられ、名刺にも記載できます。
- 電気学会が出版している出版物を通常会員2割引のところを3割引で購入できます。
「電気学会が出版している出版物」とは,電気学会が発行する会員価格が設定されている教科書・専門工学書・技術啓発書を示します。詳しくは図書目録をご覧ください。
http://denki.iee.jp/wp-content/uploads/honbu/13-publication/toshomoku.pdf
(注) 建設関連の入札に資格やCPDが点数化され、これにより入札の順位付けがされ始めています。今後、電気設備関係の商談でも、資格やCPDが要求される可能性があります。また、企業において採用・昇給・昇格等の評価対象となり得ます。
運用方法
- 「CPD認定技術者」認定の申請手続きの前に、CPD登録会員の手続きが必要です
CPD登録会員希望者は、下記の電気学会URLからCPD登録会員申込書 を、ダウンロードして、所定の事項を記入した後、電気学会へ送付してください。
登録手続き終了後、電気学会から仮パスワードがE-mailで送付されます。(特に、郵送をご希望の方には、ご自宅宛に郵送しますので、申込時にその旨を記載して下さい。)発行された仮パスワードで、電気学会ホームページの電気電子・情報系CPD登録会員システム (以降、「CPD会員システム」という)にログイン可能となります。ログイン後に、セキュリティ確保のため、パスワードは必ず変更してください。 - CPD実績の管理
CPDを実施したときには、その都度、電気学会ホームページのCPD会員システム にアクセスして、各個人でCPD実績を記録します。その際、エビデンスは自身で保管し、「電気電子・情報系CPD実施記録証明書」(以降、「CPD実施記録証明書」という)を必要とする際には提示して下さい。エビデンスは自己管理ですから、なくさないようにして下さい。 - 「CPD認定技術者」認定の手続き ◇簡単手続きマニュアルはこちら
CPDポイントが、連続した5年間で250ポイント以上になった時点で、CPD会員システムから、CPD実施記録証明書(5年間分)の発行手続きをします。同時にCPD認定技術者資格審査申請依頼フォーマット に所要事項を記入して、電気学会 総務課 技術者教育担当「cpd(at)iee.or.jp」へ送付してCPD認定技術者申請を行ってください。原則として自己申請です。 (注) メールアドレスの(at)は@に変換ください
事務局は申請があった時点で、内容を確認し、CPD部会に審査を依頼します。申請内容の適正をCPD部会が確認した後、技術者教育委員会で審議・承認後、会長名によるCPD認定技術者資格認定書が発行されます。
申請時点で、内容に疑義がある場合は、CPD部会が調査・審議します。
工学会に参加している学協会が主催するCPDプログラムは自動的に認定プログラムとみなしますが、その他機関のCPDプログラムの場合は日本工学会CPDガイドラインに準拠してプログラム品質を審査します。 - 更新の手続き
更新は5年毎に行います、更新申請は、有効期限の2ヶ月前までに行って下さい。過去5年間累計で、250ポイント以上取得の条件を満足しない場合は、資格失効となります。
手数料
手数料は以下の通りです。
CPD実施記録証明書発行手数料:500円
認定証発行手数料・更新手数料:500円
開始時期
平成21年12月9日からの実施となりますが、当初5年間は経過処置として、過去5年間のCPDデータを遡って登録申請できるものとします。