平成19年度（第94代）電気学会会長　仁田　旦三

この度，伝統と実績のある電気学会の第94代会長に推挙頂きまして，身に余る光栄でありますとともに，その重大な使命・責任を痛感し，緊張しているところでございます．
さて，ご存じのように電気学会の役割は，会員の方々の様々な活動に対する場を提供することにあります．社会の変化に伴いその場の形態も変化させていく必要があります．
昨今の社会変化は，学会の存在に非常に影響を与え，非常に厳しいものがあります．歴代の会長の方々のご指導により，学会のあるべき姿であるグランドデザイン，それを実現するためのマスタープランが作成され，現在，その実行にためのアクションプランを策定するところでございます．
マスタープランは具体的には
１．戦略的活動の推進
２．社会のニーズに対応した情報発信
３．国際化に向けた体制の強化
４．将来を担う人材育成の強化
５．学術的・人的資産の有効活用
６．快適かつ効率的な手段や場の提供
であります．それには学会の健全な運営があって成り立つものであり，上記に加え，
７． 健全な組織運営基盤の再構築
を挙げてきています．アクションプラン策定が今年度の最大の仕事であります．
いうまでもなく，会員の，会員による，会員のための学会であります．そのことを念頭に置きつつ，学会の発展のために努力していく所存です．
会員の方々の絶大なるご指導・ご支援をお願い申し上げます．

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