「保護リレーの方式・運用の現状と海外技術動向」
保護リレーは,電力系統,電力機器の故障や異常を検出し遮断器を開放してその設備を停止することにより 保安を確保するとともに,故障の影響を最小限に止めることを使命としており,適用される保護リレーの仕様および構成は, 社会的要求,それに応えるための設備形成と運用方法と密接に関連し,電力系統の拡大,変遷とともに進歩してきました。 このため,国内においては各電力会社,電気所の設備形態,運用方法に対応した個別仕様の装置が適用されている実態があります。 一方で,海外においては海外メーカが主導で標準化された汎用型保護・制御装置が適用されており, 変電所内外の情報授受に関する伝送方式の国際標準化も精力的に進められている状況です。 そこで,国内で適用されている保護リレー方式,および保護対象設備の形態も含めた運用の考え方, 具体的な運用方法の現状について比較調査するとともに,海外の保護リレー方式の現状と関連規格動向についても調査し, 今後の日本の保護リレー技術の方向性の判断に資する技術報告書をまとめましたので,ここにその成果を広く紹介します。 本内容は,保護リレー業務に携わる技術者はもとより,広く電力系統・設備関係の専門家, 技術者や電力工学を学ぶ学生の技術資源と考えますので,奮ってのご参加をお待ちしています。
日時:平成28年1月21日(木)14時00分~17 時05分
場所:電気ビル 北館12階 1207A号室
〒810-8720 福岡市中央区渡辺通2丁目1番82号
(URL: http://www.denki-b.co.jp/ をご覧ください)
題目と講師:
(司会)山口 勲 (九州電力)
14:00~14:05 開講の挨拶(電気学会九州支部)
14:05~14:25 保護リレーの方式・運用の現状と海外技術動向 調査の概要
亀田 秀之(電力中央研究所)
14:25~14:55 送電線保護リレーの運用と仕様の比較
北村 誠祥(四国電力)
14:55~15:25 母線保護リレー・変圧器保護リレーの運用と仕様の比較
山口 誠 (北海道電力)
15:25~15:35 休憩
15:35~15:55 再閉路方式・遮断失敗対策の運用と仕様の比較
小島 一浩(中部電力)
15:55~16:15 入出力回路などに関わる仕様の比較
野川 方生(富士電機)
16:15~16:35 海外における保護リレー方式の現状
半沢 弘司(東芝)
16:35~17:00 保護リレー仕様差異の分析と今後の方向性
犬飼 道彦(東芝)
17:00~17:05 閉講の挨拶(電気学会九州支部)
聴 講 料:主催学会 会員 3,000円、准員1,500円、会員外4,000円、学生無料(テキスト代別)
テキスト:電気学会技術報告1331号「保護リレーの方式・運用の現状と海外技術動向」
(定価1,296円)を使用します。
希望者には特別販売価格1,000円で頒布いたします。申し込み時に申出て下さい。
定 員:60名(定員になり次第、締切ります)
申込方法:講習会題目, 開催日, 会員種別, 氏名,
連絡先(会社あるいは学校名, 所属, 郵便番号, 所在地, 電話番号)
ならびにテキストの要否を, FaxまたはE-mailで下記の申込先までご連絡下さい。
※受付完了後、申込みE-mailアドレスへお返事申し上げます。
お返事が未着の際はお手数ですが事務局まで再度、お問い合わせ下さい。
申込締切:平成28年1月7日(木)
申 込 先:〒819-0395 福岡市西区元岡744番地 W2号館307
九州大学大学院システム情報科学研究院電気システム工学部内
電気学会九州支部事務局
TEL(080)1771-8301
E-mail:kyushu-branch@ieej.org
主 催:電気学会九州支部
共 催:保護リレーシステム技術委員会