平成21年度 電力・エネルギーフォーラム

 第19回電磁界数値解析に関するセミナー  −電磁界解析の難所とその攻略法−
日時 2009年07月27日
会場 電気学会 会議室
住所 東京都千代田区五番町6-2 HOMAT HORIZONビル8F
地図 Link http://www2.iee.or.jp/ver2/honbu/31-doc-honb/map.pdf
概略内容  コンピュータとソフトウェアの進歩に伴って,電気電子機器の設計・開発に際して電磁界シミュレーションが広く使われるようになりました。しかし,”もっと速く解きたい”,”どうも妙な結果が出てくる”,”数ある解析方法のどれを選択すればよいかわからない”,といった電磁界解析に対する疑問や要望は後を絶ちません。それは,電磁界解析には,初心者が陥りがちな落とし穴や,経験者にとってもそれなりの工夫が求められる難所が数多く散在しているからです。
本セミナーでは,
(1)電磁界解析の落とし穴とその対処法
(2)解析事例にみる各種解析手法の比較
(3)最新の高速電磁界解法
など,初心者のみならず経験者も引っかかりやすい難所とその攻略法や,電磁界解析の最近の動向を,電磁界解析分野をリードする講師陣によりわかりやすく解説します。
テキストとしては,本セミナーオリジナルの講演資料とともに,電気学会技術報告第1129号「実規模電磁界解析のための数値計算技術」(2008年9月発行)を使用します。このテキストは,「実規模電磁界解析のための数値計算技術調査専門委員会」によりまとめられた報告書で,実規模電磁界解析のために有益な計算技術が数多く紹介されています。さらに,参加者の皆様には,一般の市販書籍からは入手することが難しい,電磁鋼板の磁気特性データ例,ヒステリシス特性のシミュレーションプログラム例などを収録したCDをお渡しする予定にしています。
プログラム 11:00~11:05 開会挨拶
第1部 電磁界数値解析入門
11:05~11:40 電磁界を計算機で解くとは  若尾 真治(早稲田大学)
11:40~12:40 失敗解析の傾向と対策
・電磁界解析における落とし穴事例   若尾 真治(早稲田大学)
・二次元解析の正しい使用法      徳増 正 (東芝)
12:40~13:40 休憩
第2部 解析事例にみる各種解析手法の比較
−電気機器解析のレベルアップに向けて−
13:40~14:20 シールド解析・高周波解析  岡本 吉史
(同志社大学/大分県産業創造機構)
14:20~15:00 積層鉄芯解析・絶縁設計計算 高橋 康人(京都大学)
15:00~15:40 コイル磁場と数値積分法・  松尾 哲司(京都大学)
磁性材料の特性データの活用法
15:40~15:50 休憩
第3部 実規模電磁界解析の最前線
15:50~16:30 反復収束計算の最新動向   美舩 健 (京都大学)
16:30~17:00 時間周期電磁界の高速求解法 高橋 康人(京都大学)
17:00~17:25 総合討論・質疑
17:25~17:30 閉会挨拶
テキスト 電気学会技術報告第1129号「実規模電磁界解析のための数値計算技術」
○ 既にお持ちの方は当日ご持参ください。
○ お持ちでない方にはセミナー特別割引価格にて当日1部お渡しいたします。
セミナー参加申込みと同時に7月15日(水)までにお申込み下さい。
(別途,電気学会から直接購入される場合,通常価格3,675円,会員価格2,940円です)
配付資料 (1)本セミナー講演資料
(2)本セミナー特製CD(電磁鋼板の磁気特性データ例,ヒステリシス特性のシミ
ュレーションプログラム例,矩形断面リングコイルの磁界計算プログラム例
を収録予定)
参加費 ・テキストをお持ちでない方(テキストと配付資料込)
一般 会員8,000円, 非会員10,000円
学生 会員5,000円, 非会員6,000円
・テキストをお持ちの方(配付資料のみ)
一般 会員5,500円, 非会員7,500円
学生 会員2,500円, 非会員3,500円
申込方法 下記URLからお申し込み願います。
http://www.iee.or.jp/forum.html
お申し込みの際,テキストの要/不要を必ずご記入願います。
定員(100名)になり次第締め切らせて頂きます。
参加費支払方法 当日受付にて現金でお支払いください。
問合先 京都大学 松尾哲司
E-mail:tmatsuo@kuee.kyoto-u.ac.jp
Tel: 075-383-2212 Fax: 075-383-2213
主催 電気学会 静止器技術委員会
共催 電気学会「電磁界数値解析の有効利用技術調査専門委員会」
電気学会「電磁界解析による回転機の実用的性能評価技術調査専門委員会」
 JEC3411−2008  「20kV級(22kV,33kV)架橋ポリエチレンケーブルおよび接続  部の試験法」講習会
日時 2009年07月21日
会場 電気学会 会議室
住所 東京都千代田区五番町6-2 HOMAT HORIZONビル8F
地図 Link http://www2.iee.or.jp/ver2/honbu/31-doc-honb/map.pdf
概略内容  JEC3411-2008「20kV級(22kV,33kV)架橋ポリエチレンケーブルおよび接続部の試験法」は、平成20年5月に電気学会電気規格調査会規格委員総会にて承認され、平成21年1月に発刊されました。本フォーラムでは、本規格制定にあたっての考え方や、規格規定したそれぞれの試験項目について試験方法、試験規格値の設定根拠等の解説を行います。今後本規格を導入し運用を検討している方々に有益なフォーラムになると確信しています。多くの皆様の参加をお待ちしております。
プログラム 13:00~13:10 開会のご挨拶           西村 誠介(日本工業大学)
13:10~13:40 JEC3411-2008の概要        茂田 啓充(古河電気工業)
13:40~14:40 規格解説第一部
・ケーブル・接続部共通の試験(1) 能條 仁志(ジェイ・パワーシステムズ)
・ケーブル・接続部共通の試験(2) 高橋 敦(ビスキャス)
14:40~14:50 休憩
14:50~15:50 規格解説第二部
・ケーブル固有の試験        三浦 浩二(エクシム)
・接続部固有の試験         小池 洋二(フジクラ)
15:50~16:10 質疑応答
16:10~16:20 閉会のご挨拶           西村 誠介(日本工業大学)
司会 田沢 佐智夫 (ジェイ・パワーシステムズ)
各解説は、解説20分、質疑10分を予定します。
テキスト 下記をテキストとして使用します。お持ちの方は持参ください。
当日受付にて販売もいたします。購入希望の方は7月17(金)までにご連絡ください。
・JEC3411-2008「20kV級(22kV,33kV)架橋ポリエチレンケーブル及び接続部の試験法」
税込3,400円

本規格に対する理解をより深めていただくため、本規格制定にあたり20kV級機材の技術動向を調査した以下の技術報告も販売いたします。お持ちで無い方はぜひこの機会にご購入ください。(絶版につき数に限りがございます。ご了承ください)
・技術報告書(第957号)「20kV級ケーブルおよび接続部の技術動向」税込1,900円

参加費 予約申込 3,000円、当日申込 4,000円 ただし、学生および入社2年目までの方はいずれも1,000円。また、テキスト代は別となります。
申込方法 下記URLからお申し込み願います。
http://www.iee.or.jp/forum.html
参加費支払方法 当日受付にて現金でお支払いください。
問合先 株式会社 ジェイ・パワーシステムズ 配電システム部 能條 仁志
E-mail:nojo.hitoshi@jpowers.co.jp
Tel:03-5232-4516 Fax:03-5232-4719
主催 電線・ケーブル技術委員会(委員長 鈴置 保雄)
共催 電気規格調査会 電線・ケーブル部会(電線・ケーブル標準化委員会)
 超電導を用いるエネルギー貯蔵の最先端
日時 2009年05月12日
会場 早稲田大学 大久保キャンパス62号館1階 大会議室
住所 〒169-8555 東京都新宿区大久保3-4-1
JR山手線,西武線 高田馬場駅(徒歩15分),地下鉄副都心線 西早稲田駅すぐ
地図 Link http://www.waseda.jp/jp/campus/okubo.html
概略内容 このフォーラムでは,代表的な超電導応用の一つである電力貯蔵を取りあげ,磁気エネルギーとして貯える超電導エネルギー貯蔵(SMES),回転エネルギーとして貯える超電導軸受フライホイール(FW)について解説していただきます。SMESもFWもNEDOのプロジェクトとして採択されており,多くの研究機関にて積極的な研究開発が続けられています。講演の主な内容は,機器の基本的な特性,システム概要,プロジェクトの概要,最新の開発動向などで,SMESとFWを三件ずつ専門家が講演されます。これらの機器にかかわっておられる研究者や技術者の方々にはもちろんのこと,超電導を研究している若手研究者にも有益なフォーラムになると確信しています。多くの皆さま方の参加をお待ちしています。
プログラム 1:00-1:05 開会                    石山敦士(早稲田大学)
1:05-1:45 強制冷却超電導SMES (フェーズ1と2)     長屋重夫(中部電力)
1:45-2:25 瞬低用SMES                 野村俊自(東芝)
2:25-3:05 高温超電導SMES               石山敦士(早稲田大学)
3:05-3:15 休憩
3:15-3:55 超電導フライホイールエネルギー貯蔵システムの概要
大崎博之(東京大学)
3:55-4:35 我が国における超電導フライホイールエネルギー貯蔵
システム研究開発プロジェクトの概要
腰塚直己
4:35-5:15 超電導磁気軸受の特性解析と設計の考え方   出町和之(東京大学)
5:15-5:20 閉会                    大崎博之(東京大学)
テキスト 下記の技術報告書をテキストとして使用します。お持ちの方はご持参ください。
購入希望者には,4月16日までに下記に事前予約いただけば当日に受付で販売します。
事前予約部数のみ印刷しますので,予約期限厳守でお願いいたします。
・技術報告書(第1120号)「超電導応用機器設計基礎技術」
会員/非会員共2,800円(消費税込)
・技術報告書(第1152号)「超電導磁気軸受フライホイールエネルギー貯蔵
システムの研究開発動向」 会員2,200円,非会員2,800円(消費税込)
申込方法 ○ホームページからのお申込み:http://www.iee.or.jp/forum.html
○電子メールでのお申込み:氏名,所属,連絡先をEmailにて下記にお送りください。
参加費 会員2,000円,非会員3,000円,学生は会員800円,非会員1,200円
参加費支払い方法 当日に受付にて現金でお支払いください。
テキスト事前予約,申込み,問合せ先 上智大学 高尾智明 Email: takao@eco.ee.sophia.ac.jp
主催 超電導応用電力機器技術委員会(委員長:濱島高太郎)
協賛 低温工学会,早稲田大学理工学術院
 避雷器の技術展開でみる日本の電力技術
日時 2009年04月15日
会場 「電気の史料館」(東京電力)(当日AM11:00−12:00見学可)
住所 横浜市鶴見区江ヶ崎町4-1,TEL.045-394-5900
地図 Link http://www.tepco.co.jp/shiryokan/guide/index-j.html
概要  酸化亜鉛形避雷器は,酸化亜鉛素子の優れた非直線電圧電流特性により避雷器の無続流化を実現し,原理的に避雷器技術を大きく革新している。初期の製品は実用化されてから,約30年以上の稼動実績を有するようになり,発変電所はもとより送配電系統など広範囲な適用拡大も行われ,避雷器の世界的なデファクトスタンダードに成長している。他方,世界的に見ても,この種の酸化亜鉛形避雷器による耐雷技術は,日本が先進性を有してきた経緯があり,世界に貢献している技術の一つと考えられている。
当フォーラムでは,避雷器の技術展開を通しての日本の電力技術展開について紹介するので,電力に従事するエンジニアにとって有益と考えられる。
プログラム        題目        講師
13:00~13:40 挨拶        避雷器調査専門委員会委員長(白川晋吾)
A.国際的に振り返って見る日本発酸化亜鉛形避雷器について
(1) 酸化亜鉛形避雷器と高電圧工学
河村達雄(東京大学)

B.UHV1100kV系統の絶縁協調設計と酸化亜鉛形避雷器
(2) 避雷器の高性能化と絶縁協調,絶縁合理化(66−1100kV)
中村尚史(東京電力)
13:40~14:40 C.変電所と酸化亜鉛形避雷器
(3) 雷現象と電力用避雷器
堀正彦(北陸電力)
(4) 酸化亜鉛素子と避雷器
渡邉秀人(MSA)
(5) 変電所線路引込口の絶縁協調と避雷器(66~800kV)
綿引聡史(日本AEパワーシステムズ)
(6) がいし形避雷器の耐震対策とポリマ−形避雷器(66~275kV)
平野仁司(東北電力)
(7) がいし形避雷器の耐汚損試験法
門 裕之(電力中央研究所)

休憩
14:50~15:50 D.電力系統(ケーブル,送電線,配電線,電鉄線路,低圧回
路,HVDC125~600kV)における絶縁協調

(8) ケーブル系統の過電圧抑制と酸化亜鉛形避雷器(66~500kV)
篠原庸介(中部電力)
(9) 送電線雷害対策と送電線用避雷装置(22~500kV)
柘植憲治(NGK)
(10) 配電線雷害対策と避雷器・避雷装置
石辺信治(三菱電機)
(11) 電鉄用雷害対策と避雷器
石崎義弘(東芝)
(12) 低圧回路(100/200V)の雷害対策と通信用サージ防護デバイス
SPD
福井浩司(音羽電機)
(13) HVDC125−upgrade 500kV系統とHVDC用避雷器
白川晋吾(Hitachi/JAEPS/TUS)

15:50~16:10 E. 日本における避雷器・避雷装置の適用状況
(14)日本における避雷器・避雷装置(変電所,配電線,送電線)の
適用状況
松下義尚(関西電力)
(15)避雷器の保守点検方法
門 裕之(電力中央研究所)

16:10~16:45 F.酸化亜鉛形避雷器の規格化・国際標準化
(16) 日本発酸化亜鉛形避雷器のIEC規格化への反映
小林三佐夫 (サージプロテクトKK)
(17) 避雷器JEC規格の現状
石崎義弘(東芝)

(18) 総括      幹事

テキスト 電気学会技術報告第1132号「避雷器の技術展開でみる日本の電力技術」
−AC 3.3~1100kV, HVDC125~600kV用酸化亜鉛形避雷器−」
http://www.bookpark.ne.jp/ieej/
(a)印刷冊子価格 会員 2,100円 一般 2,625円(税込・送料別)
テキストの入手方法 (a)事前に印刷冊子を入手する場合
電気学会電子図書館の上記URLにて,お申し込み下さい。
納品までに,入金確認後,約1週間程かかります。
(b)当日講習会会場にて印刷冊子を入手する場合
4月2日までに,講習会申込みと同時にお申し込み下さい。
参加費 予約申込 正員2,000円, 准員1,500円, 会員外2,500円, 学生 無料
当日申込 正員3,000円, 准員2,500円, 会員外3,500円, 学生 無料
参加申込方法 (1)行事名,(2)参加者氏名,(3)所属,(4)連絡先TEL・FAX・E-mail,
(5)会員(会員番号)/会員外の別,(6)テキストの当日会場受取の要/不要,
を明記の上,電気学会事業サービス課B部門担当へE-mailまたはFAXでお申し込み下さい。尚、支払いは当日現金払いで御願いします。
E-mail:event@iee.or.jp   Fax 03-3221-3704
「申込確認書」を返信させて頂きます。
主催 電気学会 「避雷器調査専門委員会」
共催 電気学会 開閉保護技術委員会
参加申込み先・お問合先 電気学会 事業サービス課B部門担当
E-mail:event@iee.or.jp
FAX:03-3221-3704 Tel 03-3221-7313
〒102-0076 東京都千代田区五番町6-2 HOMAT HORIZONビル8F