第15回 エネルギーワンダーランド
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Ⅰ.見学会: かわさきエコ暮らし未来館と東京電力(株)浮島太陽光発電所(大規模太陽光発電設備)
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(1)かわさきエコ暮らし未来館と東京電力(株)浮島太陽光発電所(大規模太陽光発電設備)
東京電力(株)神奈川支店 寺澤課長様他のご案内により、かわさきエコ暮らし未来館と東京電力(株)浮島太陽光発電設備の見学を実施しました。
かわさきエコ暮らし未来館内では、スライドによる設備概要説明、展示スペース(地球温暖化対策、太陽光発電などの再生可能エネルギー、資源循環に関する展示説明)見学を行いました。
その後、2班に分かれて浮島太陽光発電設備の見学を行いました。浮島太陽光発電設備は川崎市が保有する土地に東京電力(株)が建設・運転する最大出力7,000kWのメガソーラであり、昨年8月10日に運転を開始しました。本発電所の年間発電量は一般家庭 約2,100軒の年間使用電力量に相当する740万kWhを見込んでおり、東京電力(株)により18年間運営されています。
当日は多少風が強かったが、晴天に恵まれたため屋外にある見学スペース、展望スペースにて実際に太陽光発電設備を見ながら、説明を受けることができました。建物屋上にある展望スペースでは広大な敷地に並べられた国内最大規模を誇る約38,000枚の太陽電池モジュール全景を見ながら、変圧器などの諸装置を含めた説明を受けました。また、東京湾内の海ほたるや遠くに見えるスカイツリーなども確認することができました。見学スペースでは太陽光パネルから約10mの距離でパネルの取付角度や架台構造などを確認することができました。
近年、俄かに注目を集める再生可能エネルギーの一つである太陽光発電所(メガソーラ)を実際に見て、わかり易い説明を受けることで日本における自治体や電力会社の取組みなどについて理解を深めていただけたと考えています。
設備概要説明の様子 |
未来館展示スペースの太陽光パネル |
展望スペースから見た太陽電池パネル |
展望スペースの様子 |
見学スペースの様子 |
東京電力(株)による説明の様子 |
(2)(株)東芝 浜川崎工場(開閉装置、変圧器の製造工場)
(株)東芝 浜川崎工場 開閉装置部 高橋様(電気学会B部門 総務企画 役員)のご説明により、浜川崎工場の概要説明のあと、齋藤様(同 委員)他のご案内により、2班に分かれ開閉装置及び変圧器の製造工場を見学しました。
展示ルームにて開閉装置、変圧器の原理・構造・電力系統における役割等について、パネルと縮小モデルを用いた説明を受けた後、実際に開閉装置、変圧器を製造している工程を見学することができました。開閉装置については、展示されていた日本最初のガス絶縁開閉装置(GIS)と現在製造しているGISの大きさを実物で比較できたことで、技術の進歩を実感することができました。変圧器については、変圧器そのものの大きさもさることながら、クレーンなどの工場設備の大きさを驚きと共に体感できました。また、変圧器がどのように輸送されるのか理解することができました。
製造工場の見学を通して、変電機器は電気工学だけではなく、機械工学、材料工学など、さまざまな技術を融合して製造されていることを理解いただけたと考えています。
参加者質問に答える様子 |
㈱東芝での参加者記念写真 |
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