平成21年度(第96代)電気学会会長 松瀨 貢規
1888年に創設された電気学会の第96代会長をつとめることになりました。 皆様のご協力をいただきまして, 学術の発展と文化の向上への寄与を目的とする電気学会の一層の発展のため微力を尽くします。どうぞよろしくお願いいたします。
地球社会を快適にする電気技術の情報基地として電気学会は, 20世紀の最大の技術業績といわれる「社会の電力化」などそれぞれの時代にふさわしい社会貢献の一端を担い, 創立121年を迎えております。
現在, 電気学会は, 次に示す基本政策に沿って広範な社会的活動を展開し, 文化の向上のため, 人のため, 社会のため, 姿の見える学会, 存在感のある学会となるべく更なる活動を展開し, その役割は拡大・多様化しております。そして, 電気電子技術は人に社会に地球規模で貢献する新たな時代に入ってきたと言えます。
「電気技術の知識を会員同士が交換し合い以って其学・其業の発展に寄与する」電気学会の使命を基本軸に, 諸先輩方が育まれた輝かしい伝統と7つの基本政策を踏襲して社会貢献と会員サービスの強化を図り, グローバル化社会にふさわしい会員相互, 本部・部門等の各組織, 国内外の関連学会間との交流など有機的なネットワークをさらに強化したいと思っています。
この1年間, 専門家集団として飛躍的に増大してきた電気学会の責務と期待に応えたえるべく微力を尽くしたいと思っております。どうぞご協力とご支援をお願いいたします。
電気学会の基本政策
1. 戦略的活動の推進
2. 社会のニーズに対応した情報発信
3. 国際化に向けた体制の強化
4. 将来を担う人材育成の強化
5. 学術的・人的資産の有効活用
6. 快適かつ効率的な手段や場の提供
7. 健全な組織運営基盤の再構築