会長からの挨拶:第99代

平成24年度(第99代)電気学会会長 柵山 正樹


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このたび、電気学会の第99代会長を務めることになりました。
電気学会は、今年で創立125年目に入っており、伝統と実績ある電気学会の会長を務める責任を痛感しております

電気学会が創立された明治21年は、電気にとって正に草創期でした。その後125年の間に、家庭から社会インフラおよび産業に至るまでエネルギー源における電気のシェアは大幅に増大しましたが、その一方で電気は成熟した技術であると見られることもありました。 昨年の東日本大震災の発生前は、電気学会の取り組むべき大きな課題として、「持続可能な社会の構築に向けた技術の開発と実用化」と「学生の技術離れ・工学離れ対策」があったと認識しています。

しかし、昨年の東日本大震災により、原子力発電や電力供給などの既存システムが崩壊して以降、エネルギー政策の根本的な見直しとともに、「技術」に対する信頼回復に向けた「既存技術の再検証」が大きな課題として浮上してきたと考えています。このような状況下で、電気学会が果たすべき社会的責任は、従来よりもはるかに大きくなっています。

社会的責任を果たすために、電気学会が取り組むべき重点課題として次のようなものがあると考えており、電気学会のA~E部門の連携とともに、他学会とも連携して取り組んでいきたいと考えています。

・持続可能性と生活快適性の両立に向けた技術開発と実用化
・「技術」に対する信頼回復に向けた既存技術の検証と改良
・次世代を担う人材の育成

また、これらの活動を通して、社会における電気学会のプレゼンスをさらに高めることができると考えています。

微力ではありますが、電気学会の発展に向けて取り組んで参る所存ですので、会員の皆様の御協力と御支援を賜りますようお願い申し上げます。