日本学術会議第18期(平成12年から3年間)第5部(工学)会員に茅陽一氏,豊田淳一氏が選出

日本学術会議は内閣「総理府」の下で,人文・社会科学,自然科学全ての分野の科学者(登録学術研究団体1,221,全国の研究者約70万人)の意見を代表し,「科学に関する重要事項の審議」,「科学に関する研究の連絡(国内外)」の活動を行う特別の機関であり,政府や産業界・国民生活に対し勧告,答申,メッセージを内外へ発信する所となっている。

今回,同会議第18期会員として電気学会関係から茅陽一氏(東京大学名誉教授,慶応義塾大学大学院教授,財団法人地球環境産業技術研究機構副理事長/研究所長,平成5年度電気学会会長),豊田淳一氏(東北大学名誉教授,八戸工業大学教授,平成4年度電気学会副会長)の2名が選出され,7月26日森内閣総理大臣から辞令を受けられた。

日本を代表する210名の科学者集団である日本学術会議の中の第5部(工学)に所属され,従来の活動例から想定するとすれば,主に「電気工学研究連絡委員会」,「社会・産業・エネルギー研究連絡委員会」といった関係の研究指導に当たられるものと思われ,今後の両氏のご活躍が期待される。
尚,第17期の同会員であられた,三井恒夫氏(東京電力最高顧問,元電気学会会長)と関根泰次氏(東京大学名誉教授,東京理科大学教授,元電気学会会長)のご両名は今回を以って任期終了となった。